javascript 基本文法5

公開日: 2025/3/10

javascript 基本文法5

1. if文


if文を使うことで、プログラム内に条件分岐を書けます。

if文は次のような構文が基本形となります。

条件式の評価結果がtrueであるならば、実行する文が実行されます。

if (条件式) {
    実行する文;
}

次のコードでは条件式がtrueであるため、ifの中身が実行されます。

if (true) {
    console.log("この行は実行されます");
}

実行する文が1つのみの場合は、{ と } のブロックを省略できます。

しかし、どこまでがif文かがわかりにくくなるため、常にブロックで囲むことを推奨します。

2. if (true)



    console.log("この行は実行されます");
実行


if文は条件式に比較演算子などを使い、その比較結果によって処理を分岐するためによく使われます。

次のコードでは、xが10よりも大きな値である場合に、if文の中身が実行されます。

const x = 42;
if (x > 10) {
    console.log("xは10より大きな値です");
}


if文の条件式にはtrueまたはfalseといった真偽値以外の値も指定できます。

真偽値以外の値の場合、その値を暗黙的に真偽値へ変換してから、条件式として判定します。


真偽値へ変換するとtrueとなる値の種類は多いため、逆に変換した結果がfalseとなる値を覚えるのが簡単です。

 次の値は真偽値へと変換するとfalseとなるため、これらはfalsyな値と呼ばれます。

false
undefined
null
0
0n
NaN
""(空文字列)


falsyではない値は、trueへと変換されます。

そのため、"文字列"や0以外の数値などを条件式に指定した場合は、trueへと変換してから条件式として判定します。


次のコードは、条件式がtrueへと変換されるため、if文の中身が実行されます。

if (true) {
    console.log("この行は実行されます");
}
if ("文字列") {
    console.log("この行は実行されます");
}
if (42) {
    console.log("この行は実行されます");
}
if (["配列"]) {
    console.log("この行は実行されます");
}
if ({ name: "オブジェクト" }) {
    console.log("この行は実行されます");
}


falsyな値を条件式に指定した場合は、falseへと変換されます。

次のコードは、条件式がfalseへと変換されるため、if文の中身は実行されません。

if (false) {
    // この行は実行されません
}
if ("") {
    // この行は実行されません
}
if (0) {
    // この行は実行されません
}
if (undefined) {
    // この行は実行されません
}
if (null) {
    // この行は実行されません
}


・else if文
複数の条件分岐を書く場合は、if文に続けてelse if文を使うことで書けます。

たとえば、次の3つの条件分岐するプログラムを考えます。

 version が "ES5" ならば "ECMAScript 5" と出力

 version が "ES6" ならば "ECMAScript 2015" と出力

 version が "ES7" ならば "ECMAScript 2016" と出力

次のコードでは、if文とelse if文を使うことで3つの条件を書いています。

変数versionの値が"ES6"であるため、コンソールには"ECMAScript 2015"が出力されます。

const version = "ES6";
if (version === "ES5") {