【初心者用】javaで出来ることとは?

公開日: 2022/7/8 更新日: 2022/7/8
Javaはプログラミング言語の中でも、昔からエンジニアの圧倒的な支持率とシェア率を持ち、言語の人気では常に上位に位置するプログラミング言語です。

Javaで開発されているシステムはWebサービスから業務系システム、組み込み、スマホアプリまで非常に多岐にわたり、様々な業界、様々な分野の開発現場でjavaは採用されています。

何でもできる汎用性の高さから、エンジニアを目指す際にJavaを習得しようと考える人も多いのが現状です。

1. javaとは

JavaはC言語をベースに開発されたプログラミング言語であり、IT市場を牽引する天下のGoogleが、開発を行う際に用いる三大言語の一つとしても知られています。

Javaの実行環境の根幹ともいえるJava仮想マシンは、サーバーから家電、スマートフォン、デスクトップパソコンなど幅広いプラットフォームの環境の違いを考慮し、プログラムが正常に実行され、実行結果に差異がないように共通動作を実現する機能を備えています。

一度書いたコードが、開発環境とは異なる実行環境でも実行できる構造は、(一度書けばどこでも実行できる)というJavaの理念そのものを表す機能でもあります。

開発現場だけでなく、教育や趣味など様々な場面で使われており高い需要のある言語といえるでしょう。

古くから存在する大手企業では、javaを用いた開発が進められているので需要ははかり知れません。

Javaで開発されたシステムは、実は私たちの身の回りの様々なものに使用されています。

デスクトップ向けのアプリの他、WebサービスやAndroid向けのスマホアプリ、金融機関の基幹システム、IoT機器にも採用されています。

WebサービスではGoogleを構築するプログラム群の一つとして使われている他、日本ではレシピサイトや、世界最大級のショッピングサイトなどが挙げられます。

また、Android向けのスマホアプリを開発する主要な言語の一つでもあり、多くのスマホアプリがJavaを用いて開発されています。

COBOL(コボル)が主流だった金融機関の基幹システムも、javaが出てきてからはJavaに移行しつつあります。

有名なところでは、メガバンクが2019年に完了したシステム統合の事例があげられます。

また、クロスプラットフォームな性質を活かし、家電などの組み込みソフトウェアを開発する言語としても多くの機種で採用されています。IoT機器やエッジAIの開発にも使用され、生活の身近な場所で活躍している言語です。

2. javaのメリットとデメリット

上記で解説した通り、Javaは高い汎用性を持つ高性能な言語です。

そのため、開発言語として多くのメリットが存在する一方、Javaでも可能であるが得意ではない分野や、開発にかかる工数の多さなど、高性能なプログラミング言語であるために生じるデメリットもあります。

これから紹介するメリット・デメリットについては、目指したい開発の分野にも影響するため、Javaを学ぶ前にある程度把握しておく方が、キャリアを描きやすいのではないでしょうか。

2-1. javaのメリット

Javaの最大のメリットは、上記でも解説した実行環境の自由度の高さです。

一度書いたコードは、どんなコンピュータでも使えるため、プラットフォームを問わずプログラムを実行することが可能です。

また、javaはコンパイル言語と呼ばれており、処理速度が速く安定性があるため、基幹システムや組み込みで使用されることも多く、仮想マシンの内部で実行するためセキュリティ性が高いことからも、様々な分野の重要なシステムを開発する点において大きなメリットがあるされています。

その他、日本だけでなく世界的に見てもJavaの需要は非常に高く、開発言語として選択される場面が多いことから求人需要も伸び続けており、Javaを習得すると就職ないしフリーランスエンジニアとして仕事に直結させやすいのも魅力の一つです。

2-2. javaのデメリット

先述した通り、汎用性が高く・機能的にも性能が高いJavaですが、一方で高性能なjavaならではのデメリットも存在します。

まず、Javaは高性能な分、他のプログラミング言語よりもコーディングに関するルールが多く、習得の難易度は高いとされています。

すでにC++など、javaと構文構造が似ている言語を習得しているエンジニアであれば比較的短期間での習得は可能となりますが、初めてプログラミング言語に触れる場合は、プログラミングにおいて重要な考え方である、オブジェクト指向という考え方を理解するまでに時間がかかってしまうのではないでしょうか。

習得難易度が高い文、メリットは大きいのですが、習得難易度が高いため、独学では途中で挫折してしまう人も多いでしょう。

また、Javaは大規模な開発に適している反面、小規模なシステム開発にはあまり向いているとはいえません。

3. エンジニアとしての市場価値を高めるために


再三お話ししているように、Javaは汎用性と安全性の高さから、多くのプラットフォームで採用され、古くから愛されているシステムや最先端の技術を駆使し、わたしたちの生活に深く密接しているプログラミング言語です。

デスクトップやWebアプリだけでなく、家電やIoT機器、カーナビなどの組み込みソフトウェアまで幅広い需要があり、他のプログラミング言語と比べると頭一つ、二つ図抜けた世界屈指の人気言語であるといえます。

そのような背景から、今後も安定した需要があることが想定されます。

ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトも、正社員の求人数も常に上位を争うほど多いため、エンジニアとして幅広い生き方や、キャリアパスを考えている人には、ぜひとも挑戦して欲しい言語の一つです。

java以外の、その他プログラミング言語と比較すると習得難易度がやや高めではありますが、最近ではプログラミングスクールやオンライン学習サービスが多く展開されているので、そちらを活用すれば効率よく学習を進め、挫折しにくい環境を作ることができます。

4. まとめ


今回は世界的に大人気のプログラミング言語である、javaについて解説していきました。

汎用性や拡張性が、その他プログラミング言語と比較した際に優れている部分から、大手金融機関の基幹システムなどに採用されている背景があります。

なんでもできてしまう半面、学習難易度がpythonなどに比べると高めの傾向がありますが、一度手にしてしまえば、エンジニアとして食いっぱぐれることは、ほぼないと思います。

C言語に近しい構文であることから、C言語の経験者はそこまで大きなハードルだとは感じないと思います。

ただ、全くの未経験からjavaに挑戦すると、プログラミング自体が嫌いになってしまい、苦手意識がついてしまう可能性があるので、時間に余裕があればpythonなどの比較的習得が容易な言語を習得してから、改めてjavaに挑戦してみる方がすんなり習得できると思います。

もし、どうしてもjavaを触りたいけど難しい。と感じた方は、javaのフレームワークから触ってみると、javaの全体像やクセみたいなものが見えてくるので、理解しやすいのかもしれません。

フリーランスや起業など、幅広いキャリアを考えている方にはぜひとも触ってみてほしい言語です。