【CSS】基本のまとめ | プロパティ編

公開日: 2023/11/20 更新日: 2023/11/15

今回は、Webページの見た目を設定するCSSのセレクターについてまとめました。

CSSは、Web開発をするにあたって欠かせない知識となっています。

ぜひ最後までお読みください!

1. CSSとは


CSSとは、HTMLドキュメントのスタイル(文字・色・大きさ・余白など)を設定するために使用される言語のことです。

正式名称は「Cascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)」といいます。

2. CSSの書き方

CSSでは、「どこの」「何を」「どうする」かを指定します。

例えば、以下のように記述します。

【例:style.css】

h1 {
  color: red;
}

このコードでは、「h1要素の」「文字色を」「赤に変更」しています。

このコードのh1の部分を「セレクター」、colorの部分を「プロパティ」、 redの部分を「値」といいます。

3. よく使われるプロパティ


3-1. 背景色を指定する:background-color

背景色を指定するには、「background-color」プロパティを使用します。

値には「カラーコード」や「カラー名」が入ります。

【例:style.css】

body {
  background-color: pink;
}


色の指定方法


色の指定方法には、以下のようなものがあります。

  ・カラーコードで指定する:#e6f3ff
  ・RGBで指定する:rgb(230, 243, 255)
  ・色で指定する:aliceblue


カラーコードは非常にたくさんあるので、覚える必要は全くありません。

カラー見本や、デザインデータから抽出しましょう。

3-10. 要素の横幅を指定する:width

要素の横幅を指定するには、「width」プロパティを使用します。

値には「px(ピクセル)」などの単位を伴う数値が入ります。

【例:style.css】

h1 {
  width: 200px;
}

3-11. 要素の縦幅を指定する:height

要素の縦幅を指定するには、「height」プロパティを使用します。

値には「px(ピクセル)」などの単位を伴う数値が入ります。

【例:style.css】

h1 {
  height: 120px;
}

3-2. フォントの色を指定する:color

フォント(文字)の色を指定するには、「color」プロパティを使用します。

値には「カラーコード」や「カラー名」が入ります。

【例:style.css】

p {
  color: red;
}

3-3. フォントのサイズを指定する:font-size

フォント(文字)のサイズ(大きさ)を指定するには、「font-size」プロパティを使用します。

値には「px(ピクセル)」などの単位を伴う数値が入ります。

【例:style.css】

p {
  font-size: 16px;
}

3-4. フォントの太さを指定する:font-weight

フォント(文字)の太さを指定するには、「font-weight」プロパティを使用します。

値には「bold」などの太さをあらわすキーワードが入ります。

【例:style.css】

p {
  font-weight: bold;
}

太さを指定する値

太さを指定する値には、以下のようなものがあります。


・キーワード値
  ・normal
  ・bold

・親要素に対して相対的なキーワード値
  ・lighter
  ・bolder

・数値のキーワード値
  ・100~900
  ・400がnormal
  ・700がbold

3-5. 行の高さを指定する:line-height

行の高さを指定するには、「line-height」プロパティを使用します。

値には「高さをあらわす数値」が入ります。

【例:style.css】

p {
  line-height: 1.4;
}

3-6. 枠線を指定する:border

枠線を指定するには、「border」プロパティを使用します。

値には「太さ」「線の種類」「カラーコードやカラー名」が入ります。

【例:style.css】

p {
  border: 2px solid red; /* 上下左右に2pxで赤色の実線がつく */
}

また、borderは「border-top: 4px solid pink」「border-bottom: 8px solid tomato」のように4辺で異なる値を指定することができます。

線の種類を指定する値

線の種類を指定する値には、以下のようなものがあります。

 ・solid:実線
 ・double:二重線
 ・dotted:点線(ドット)
 ・dashed:波線(ダッシュ)

3-7. 角を丸くする:border-radius

枠線や画像の角を丸くするには、「border-radius」プロパティを使用します。

値には「px(ピクセル)」などの単位を伴う数値が入ります。

【例:style.css】

img {
  border-radius: 20px; /* 上下左右の角が丸くなる */
}

「border-radius: 20px 10px 8px 16px」のように、4辺で異なる値を指定することもできます。

3-8. 要素の内側の余白を指定する:padding

要素の内側の余白を指定するには、「padding」プロパティを使用します。

値には「px(ピクセル)」などの単位を伴う数値が入ります。

【例:style.css】

p {
  padding: 8px; /* 要素の内側(上下左右)に8pxの余白がつく */
}

px(ピクセル)以外の単位

px以外の単位には、以下のようなものがあります。

  ・%:ブラウザなど、他の要素に応じて変化する
  ・em:親要素を元にした相対値サイズ指定
  ・rem:ルート要素を元にした相対値サイズ指定

3-9. 要素の外側の余白を指定する:margin

要素の外側の余白を指定するには、「margin」プロパティを使用します。

値には「px(ピクセル)」などの単位を伴う数値が入ります。

【例:style.css】

p {
  margin: 8px; /* 要素の外側(上下左右)に8pxの余白がつく */
}

上下左右で異なる値を指定する

上下左右で異なる値を指定するには、以下のようにします。

  ・上下と左右で値が同じ:8px 16px (上下  左右)
  ・左右の値は同じ:8p 16px 24px (上  左右  下)
  ・上下左右の値がすべて異なる:8px 16px 24px 32px (上 右 下 左)

4. おわりに

今回は、Webページの見た目を設定するCSSについて解説しました。

CSSは、Web開発をするにあたって欠かせない知識です。

「もっとCSSについて知りたい!」という方は、ぜひ参考記事を読んだり、ご自身で調べてみたりしてください。

参考記事

https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS