【入門編】AWSとは何か?人気の理由まで解説
公開日: 2022/7/6
更新日: 2022/7/6
ITの業務に従事されている方や、インターネットやSNS等でIT関連の情報を収集されている方なら一度は聞いたことのある言葉の一つが、「AWS」ではないでしょうか?
AWSとはアマゾンが提供するクラウドプラットフォームであり、正式名称はAmazon Web Service(アマゾンウェブサービス)です。
本記事では、AWSを使うと何ができるのか?なぜそんなに人気なのか?など、初心者の方が疑問に持つであろう部分を網羅的にまとめた記事となっております。
・AWSが人気な理由が分かる
AWSとはアマゾンが提供するクラウドプラットフォームであり、正式名称はAmazon Web Service(アマゾンウェブサービス)です。
本記事では、AWSを使うと何ができるのか?なぜそんなに人気なのか?など、初心者の方が疑問に持つであろう部分を網羅的にまとめた記事となっております。
この記事を読むことで分かること
・AWSとは何かが理解できる・AWSが人気な理由が分かる
1. AWSとは?
先述したように、AWSとはアマゾンが提供するクラウドプラットフォームであり、正式名称はAmazon Web Service(アマゾンウェブサービス)です。
クラウドプラットフォームなので、ユーザーはインターネットを介してサーバー構築やデータ管理などを行うことが可能となります。
AWSと類似しているサービスとしては、Googleが提供しているGCP(Google Cloud Platform)などがありますが、世界的に見てもAWSのシェア率が45%と高いシェアを誇っています。
人気の理由として挙げられるのが、AWSが提供しているサービスの種類が豊富だという部分です。(約200種類)
オンプレミスとは、ハードウェア部分も全て自社でサーバーを構築する方法を指します。 管理、セキュリティ面で強いオンプレミスですが、最近のクラウドプラットフォームも管理やセキュリティ面を強化しているので、オンプレミスを導入する企業は減少傾向にあります。
クラウドプラットフォームなので、ユーザーはインターネットを介してサーバー構築やデータ管理などを行うことが可能となります。
AWSと類似しているサービスとしては、Googleが提供しているGCP(Google Cloud Platform)などがありますが、世界的に見てもAWSのシェア率が45%と高いシェアを誇っています。
人気の理由として挙げられるのが、AWSが提供しているサービスの種類が豊富だという部分です。(約200種類)
オンプレミスとの違い
補足程度ですがクラウドプラットフォームと良く比較される言葉として、オンプレミスという言葉があります。オンプレミスとは、ハードウェア部分も全て自社でサーバーを構築する方法を指します。 管理、セキュリティ面で強いオンプレミスですが、最近のクラウドプラットフォームも管理やセキュリティ面を強化しているので、オンプレミスを導入する企業は減少傾向にあります。
1-1. AWSの特徴
AWSの特徴として先ず挙げられるのは、AWSではユーザーとAWSで責任を共有する、「責任共有モデル」が採用されている部分です。
下記画像をご参照ください。
上記画像はAWSの公式HPに掲載されている画像ですが、AWSでは利用者が運用・管理を行わなければいけない部分(青部分)とAWS側で運用・管理を行う部分(オレンジ部分)が明確に分けられています。
こうすることでユーザー側は、管理・運用のコストを軽減し、負担を少なくすることが可能となっております。
※AWSに全て任せているため、AWS側で不具合が起きた場合などは巻き込まれますが。
2つ目の特徴としては、AWSの利用料金が従量課金制だという部分です。
従量課金制とは、月々○○円と決まっているわけではなく、これだけ使ったから○○円という電話料金と同じ仕組みです。
3つ目の特徴は、新サービス・新機能の追加が豊富な点です。
AWSでは頻繁に新サービスのリリースや、新機能の追加が行われ、AWSユーザーであれば即日それらのサービス・機能を利用することが可能となっております。
※2019年だけで、100個の機能が新規追加されています。
4つ目の特徴としては、AWS専門の認定資格が存在している部分です。
世界的に多くのシェアを持つAWSだからこそ、認定資格には世界的な認知度があり、資格を保有している有資格者は世界的に価値のある人材と考えられています。
下記画像をご参照ください。
https://aws.amazon.com/jp/compliance/shared-responsibility-model/
上記画像はAWSの公式HPに掲載されている画像ですが、AWSでは利用者が運用・管理を行わなければいけない部分(青部分)とAWS側で運用・管理を行う部分(オレンジ部分)が明確に分けられています。
こうすることでユーザー側は、管理・運用のコストを軽減し、負担を少なくすることが可能となっております。
※AWSに全て任せているため、AWS側で不具合が起きた場合などは巻き込まれますが。
2つ目の特徴としては、AWSの利用料金が従量課金制だという部分です。
従量課金制とは、月々○○円と決まっているわけではなく、これだけ使ったから○○円という電話料金と同じ仕組みです。
3つ目の特徴は、新サービス・新機能の追加が豊富な点です。
AWSでは頻繁に新サービスのリリースや、新機能の追加が行われ、AWSユーザーであれば即日それらのサービス・機能を利用することが可能となっております。
※2019年だけで、100個の機能が新規追加されています。
4つ目の特徴としては、AWS専門の認定資格が存在している部分です。
世界的に多くのシェアを持つAWSだからこそ、認定資格には世界的な認知度があり、資格を保有している有資格者は世界的に価値のある人材と考えられています。
1-2. AWSが選ばれる理由とは
上記で紹介したように、AWSには様々な特徴があり、世界的に多くのユーザーから支持されるサービスだということが分かったかと思います。
本章では、AWSが世界的に選ばれている理由について、公式ホームページの情報を基にまとめていこうと思います。
また、導入にあたる初期費用が不要とのことで、手軽にサービスを利用することが可能となっております。
公式ホームページの情報では、AWSのサービス開始時から現在(2022年06月)まで、およそ109回の値下げが行われたと記載があります。
常にユーザー目線に立ち、低コストでの運用を実現している部分もユーザーから支持を集める一因だと考えられます。
最先端技術を活用できるということもあり、初学者等の学習目的で活用されるケースも多いのではないでしょうか。
そのため、アベイラビリティーゾーンを追加することで運用中のビジネスを数分でグローバル展開することが可能です。
これにより、これまでネックとなっていた現地でのデータセンター契約などの手間が省けるようになり、スピード感をもってビジネスを展開することが可能となります。
AWSは先述したオンプレミスでのサーバー構築ではないため、サーバーの選定などを行う必要がないため、スピード感をもって運用を開始することが可能です。
本章では、AWSが世界的に選ばれている理由について、公式ホームページの情報を基にまとめていこうと思います。
①初期費用不要/従量課金制
上記でも紹介したように、AWSは使った分だけ支払う従量課金制です。また、導入にあたる初期費用が不要とのことで、手軽にサービスを利用することが可能となっております。
②ユーザー目線に合わせた値下げ施策
AWSは利用者が、より低コストでIT業務を行えるようにサービス開始時から継続的に値下げを行ってきました。公式ホームページの情報では、AWSのサービス開始時から現在(2022年06月)まで、およそ109回の値下げが行われたと記載があります。
常にユーザー目線に立ち、低コストでの運用を実現している部分もユーザーから支持を集める一因だと考えられます。
③最先端技術の活用
AWSは、サーバーやデータベースなど従来のシステム開発に用いられる技術の他に、IoTや人工知能関連のサービスなど、最先端技術を活用できるサービスを展開しております。最先端技術を活用できるということもあり、初学者等の学習目的で活用されるケースも多いのではないでしょうか。
④グローバル展開のスピード
AWSは地域ごとにアベイラビリティーゾーン(AZ)と呼ばれる、単位で区切られています。そのため、アベイラビリティーゾーンを追加することで運用中のビジネスを数分でグローバル展開することが可能です。
これにより、これまでネックとなっていた現地でのデータセンター契約などの手間が省けるようになり、スピード感をもってビジネスを展開することが可能となります。
⑤運用開始までのスピード
5つ目は単純に運用開始までのスピードが早い部分です。AWSは先述したオンプレミスでのサーバー構築ではないため、サーバーの選定などを行う必要がないため、スピード感をもって運用を開始することが可能です。
1-3. AWSを使用するうえでのサポート体制
ユーザーがサービスを使用する上で、重要視している項目の一つがカスタマーサポートの体制ではないでしょうか。
AWSでは24時間365日、日本語対応のカスタマーサポートがあるので、いつでもどこからでもサポートを受けることが可能です。
※電話での問い合わせではなく、チャットとメールでのサポートとなります。
AWSでは24時間365日、日本語対応のカスタマーサポートがあるので、いつでもどこからでもサポートを受けることが可能です。
※電話での問い合わせではなく、チャットとメールでのサポートとなります。
1-4. AWSを使う上での注意点とデメリット
これまではAWSを使う上でのメリット部分の解説を行ってきましたが、本章ではAWSを使う上での注意点やデメリット部分について解説していきます。
しかい、機能の数だけ覚えなければいけない事や情報が増えるので、学習コストは必然的に高くなります。
そのため、毎月いくらが確実に必要。というコスト管理が難しくなるという側面があります。
①学習コストが高い
先述した通り、AWSには豊富な機能が備え付けられており、非常に利便性の高いサービスです。しかい、機能の数だけ覚えなければいけない事や情報が増えるので、学習コストは必然的に高くなります。
②コスト管理が難しい
AWSを利用するコストは、従量課金制のため月々のコストが変動してしまいます。そのため、毎月いくらが確実に必要。というコスト管理が難しくなるという側面があります。
2. まとめ
今回の記事では、AWSの概要やメリット・デメリットについて解説していきました。
どのサービスにもデメリットはありますが、それらのデメリットを払拭できるだけの豊富な機能やサポート体制などが存在することはご理解いただけたと思います。
もちろん、全てのプロジェクトにAWSが適合するかは分かりませんが、低コスト・高セキュリティを目指すプロジェクトが増えてきているので、検討段階により細かなリサーチを行い、必要に応じて導入を進める企業も、今後増えてくるのではないかと感じています。
また、AWSには先述したように機械学習やIoT関連の機能も豊富など、今の時代に適した機能も用意されているので、これから機械学習やIoT関連の勉強をしようと考えられている方は、少額(もしくは無料)での利用を検討してみるのも1つの手かもしれません。
どのサービスにもデメリットはありますが、それらのデメリットを払拭できるだけの豊富な機能やサポート体制などが存在することはご理解いただけたと思います。
もちろん、全てのプロジェクトにAWSが適合するかは分かりませんが、低コスト・高セキュリティを目指すプロジェクトが増えてきているので、検討段階により細かなリサーチを行い、必要に応じて導入を進める企業も、今後増えてくるのではないかと感じています。
また、AWSには先述したように機械学習やIoT関連の機能も豊富など、今の時代に適した機能も用意されているので、これから機械学習やIoT関連の勉強をしようと考えられている方は、少額(もしくは無料)での利用を検討してみるのも1つの手かもしれません。