【Python】条件分岐と繰り返し処理
公開日: 2023/9/13
今回は、Pythonの条件分岐と繰り返し処理についてまとめました。
Pythonでプログラミングを行う際にかかせない知識となっています。
ぜひ最後までお読みください!
・else, elif
・and
・or
・not
・while文
・for文
Pythonでプログラミングを行う際にかかせない知識となっています。
ぜひ最後までお読みください!
概要
・if文・else, elif
・and
・or
・not
・while文
・for文
1. if文
if文では、「もしxxならXXをおこなう」というような条件分岐ができます。
条件文の中では、比較演算子を使用します。
【例:test.py】
a = 30
b = 100
if b > a :
print(‘bはaより大きい’) # この行が実行されます
条件のあとに、「:(コロン)」を忘れないように注意してください!
1-1. ネストしたif文
if文は、入れ子にすることができます。
入れ子のことを「ネスト」ともいいます。
【例:test.py】
入れ子のことを「ネスト」ともいいます。
【例:test.py】
a = 30
if a > 10 :
print(‘aは10より大きく、’) # この行が実行されます
if a > 20 :
print(‘さらに20より大きい’) # この行も実行されます
else:
print(‘20よりは小さい’) # この行は実行されません
1-2. 1行のif文
実行する処理が1つの場合、if文と同じ行に処理を記述できます。
【例:test.py】
【例:test.py】
a = 30
b = 100
if b > a : print(‘bはaより大きい’) # この行が実行されます
2. else, elif
「else」を使用すると、「もしxxならXXをおこなう、そうでなければYYをおこなう」というような条件分岐ができます。
「elif」を使用すると、「もしxxならXXをおこなう、もしyyならYYをおこなう、そうでなければZZをおこなう」というような条件分岐ができます。
【例:test.py】
a = 100
b = 30
if b > a :
print(‘bはaより大きい’)
elif a == b :
print(‘aとbは等しい’)
else :
print(‘aはbより大きい’) # この行が実行されます
2-1. pass
if文の中身を空にすることはできません。かわりに「pass」を使用します。
【例:test.py】
【例:test.py】
a = 30
b = 100
if b > a :
pass
3. and
「and」を使用すると、複数の条件式を組み合わせることができます。
すべての条件がTrueのとき、全体がTrueとなります(条件1がTrueかつ条件2がTrueの場合、全体がTrueになります)。
【例:test.py】
すべての条件がTrueのとき、全体がTrueとなります(条件1がTrueかつ条件2がTrueの場合、全体がTrueになります)。
【例:test.py】
a = 200
b = 30
c = 400
if a > b and c > a:
print(‘どちらの条件もTrueです’) # この行が実行されます
4. or
「or」を使用すると、複数の条件式を組み合わせることができます。
複数の条件式のうち1つでもTrueがあれば、全体がTrueとなります(条件1がTrueまたは条件2がTrueの場合、全体がTrueになります)。
【例:test.py】
複数の条件式のうち1つでもTrueがあれば、全体がTrueとなります(条件1がTrueまたは条件2がTrueの場合、全体がTrueになります)。
【例:test.py】
a = 200
b = 30
c = 400
if a > b and a > c:
print(‘少なくとも1つの条件はTrueです’) # この行が実行されます
5. not
「not」を使用すると、条件の否定ができます。
条件式がTrueであればFalseに、FalseであればTrueになります。
【例:test.py】
条件式がTrueであればFalseに、FalseであればTrueになります。
【例:test.py】
a = 30
b = 100
if not a > b :
print(‘aはbより大きくありません’) # この行が実行されます
6. while文
while文は、ある条件がTrueのあいだ繰り返し処理をおこないます。
【例:test.py】
i = 1
while i < 5 :
print(i)
i += 1 # この行を忘れると無限ループになるので注意しましょう!
6-1. break
「break」を使用すると、条件がTrueの場合でも繰り返し処理を停止できます。
【例:test.py】
【例:test.py】
i = 1
while i < 5 :
print(i) # 1~3までが出力されます
if i == 3 :
break # iが3であれば、ループを終了します
i += 1
6-2. continue
「continue」を使用すると、現在のループを抜けて次のループを実行します。
【例:test.py】
【例:test.py】
i = 0
while i < 5 :
i += 1
if i == 3 :
continue # iが3であれば、処理をスキップします
print(i) # 1, 2, 4, 5が順番に出力されます(3は出力されません)
6-3. else
「else」を使用すると、条件がTrueではなくなったときも、処理を1回実行できます。
【例:test.py】
【例:test.py】
i = 1
while i < 5 :
print(i)
i += 1
else :
print("iはもう5以下ではありません") # 1~4まで順番に出力されたあと、この文章が1回出力されます
7. for文
for文は、リストや辞書の要素を順番に取り出して繰り返し処理をおこないます。
【例:test.py】
animals = [‘dog’, ‘cat’, ‘cow’]
for animal in animals :
print(animal) # dog, cat, cowが順番に出力されます
7-1. break
「break」を使用すると、すべての項目をループする前にループを停止できます。
【例:test.py】
【例:test.py】
animals = [‘dog’, ‘cat’, ‘cow’]
for animal in animals :
print(animal) # dog, catが順番に出力されます
if animal == ‘cat’ : # animalがcatであればループを終了します
break
7-2. continue
「continue」を使用すると、現在のループを抜けて次のループを実行します。
【例:test.py】
【例:test.py】
animals = [‘dog’, ‘cat’, ‘cow’]
for animal in animals :
if animal == ‘cat’ :
continue
print(animal) # dog, cowが順番に出力されます(catは出力されません)