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Python基本文法
公開日: 2025/2/3
Python基本構文についてです。
1. Python基本構文
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1-1. コメント
コードの中にはコメントを書くことが出来ます。
行頭に「#」を書くことで行末までコメントとみなされます。
コメントを書くことで、コードが実行される時に全て無視されるので、コードに関するメモなどとして使うことが出来ます。
業務では、複数人でアプリケーションを作ることがほとんどです。
そのため、常日頃から他人がコードを読むときに読みやすいようにコメントを残しておくことは大事です。
なるべく、プログラム内では他人が読みやすいように、コメントを書く習慣をつけたほうがいいです。
行頭に「#」を書くことで行末までコメントとみなされます。
コメントを書くことで、コードが実行される時に全て無視されるので、コードに関するメモなどとして使うことが出来ます。
業務では、複数人でアプリケーションを作ることがほとんどです。
そのため、常日頃から他人がコードを読むときに読みやすいようにコメントを残しておくことは大事です。
なるべく、プログラム内では他人が読みやすいように、コメントを書く習慣をつけたほうがいいです。
# この行はコメントです。この行は実行されません。
print("Hello, Python")
# この行はコメントです。この行は実行されません。
# この行はコメントです。この行は実行されません。
1-10. ループ処理(for文)
for文は決まった回数分処理を繰り返したい場合に使用します。
for i in range(10):
print(i)
1-11. ループ処理(while文)
while文は指定した条件がTrueのときに処理を繰り返し行います。
変数iの値が5になるまで(iが5未満の間繰り返す)繰り返し処理を行いたい場合
# 実行結果
i = 0
i = 1
i = 2
i = 3
i = 4
変数iの値が5になるまで(iが5未満の間繰り返す)繰り返し処理を行いたい場合
i = 0
while i < 5:
print("i = ",i)
i = i + 1
# 実行結果
i = 0
i = 1
i = 2
i = 3
i = 4
1-12. 標準入力
input()を用いることで、ユーザからの入力を受け取ることが可能です。
※Python バージョン2系では、raw_input()でしたが、Python3系では、raw_input()は使えず、input()を使います。
以下のプログラムを実行すると、コンソール(Macの方は、ターミナル、WIndowsの方はコマンドプロンプト)の入力が待ち状態になり、何かをコンソールに入力するとinput()で入力値を受け取ります。
注意点としてinput()を使って受け取った値は、文字列型になります。
数値を入力した場合、文字列型にキャストされてしまいますので、その後の数値処理に注意が必要です。
※Python バージョン2系では、raw_input()でしたが、Python3系では、raw_input()は使えず、input()を使います。
以下のプログラムを実行すると、コンソール(Macの方は、ターミナル、WIndowsの方はコマンドプロンプト)の入力が待ち状態になり、何かをコンソールに入力するとinput()で入力値を受け取ります。
print("名前を入力してください")
name = input()
print("あなたの名前は"+name+"です")
注意点としてinput()を使って受け取った値は、文字列型になります。
数値を入力した場合、文字列型にキャストされてしまいますので、その後の数値処理に注意が必要です。
1-2. 文字列
文字列はダブルクォーテーション「"」または、シングルクォーテーション「'」で囲まれた文字は、プログラミングの世界で「文字列」と呼びます。
文字列はシングルクォーテーション「'」、またはダブルクォーテーション「"」で囲む必要があります。
1-3. 数値
プログラミングでは、「数値」を扱うことも出来ます。
文字列と違い、クォーテーションで囲む必要がありません。
数字をクォーテーション及び、ダブルクォーテーションで囲むと文字列になるので注意です。
また、「+」、「-」、「/」、「%」のような記号を使うことで四則演算ができるようになります。
四則演算が出来るということは、電卓と同様のプログラムを作ることが可能になります。
・print(10) # 数値はクォーテーションで囲む必要はありません。
・print(10 + 5) # 足している
・print(5 - 2) # 引いている
・print(10 / 2) # 割っている
・print(10 % 5) # あまりを求めている
文字列と違い、クォーテーションで囲む必要がありません。
数字をクォーテーション及び、ダブルクォーテーションで囲むと文字列になるので注意です。
また、「+」、「-」、「/」、「%」のような記号を使うことで四則演算ができるようになります。
四則演算が出来るということは、電卓と同様のプログラムを作ることが可能になります。
・print(10) # 数値はクォーテーションで囲む必要はありません。
・print(10 + 5) # 足している
・print(5 - 2) # 引いている
・print(10 / 2) # 割っている
・print(10 % 5) # あまりを求めている
# 優先順位の変更
# 通常は +と-よりも*や/の方が優先度が高いですが、()で囲むことで優先度を変えることができます。
print((20 - 5) // 3) # 5
1-4. 変数
変数とは値に付ける名札です。
ひとつの値に複数の名前を付けたり(複数の変数からひとつの値を参照)できます。
また、変数は名前を付けて使います。この名前を変数名と言います。
変数の名前(lang)は自由に決める事ができます。
代入という言葉が出てきましたが、代入とは左辺の変数に右辺の値を変数に入れることを意味します。
またPythonは、変数名は大文字と小文字は区別されます。
そして、変数に保持した値は、プログラムが終了するまで値を保持します。
プログラムを終了することでメモリ上のデータも消去されるため、データを残しておきたい場合は、データベースやファイルにして保存する必要があります。
ひとつの値に複数の名前を付けたり(複数の変数からひとつの値を参照)できます。
また、変数は名前を付けて使います。この名前を変数名と言います。
lang = "Python" # 変数langに文字列Pythonを代入
変数の名前(lang)は自由に決める事ができます。
代入という言葉が出てきましたが、代入とは左辺の変数に右辺の値を変数に入れることを意味します。
またPythonは、変数名は大文字と小文字は区別されます。
そして、変数に保持した値は、プログラムが終了するまで値を保持します。
プログラムを終了することでメモリ上のデータも消去されるため、データを残しておきたい場合は、データベースやファイルにして保存する必要があります。
1-5. 定数
定数は値が変えられない値です。
変数では値を後から変えられますが、定数は変えられません。
ですが、Pythonには定数を定義する構文がないため、定数的な意図を持って定義する場合には、すべて大文字で変数名を定義することが多いです。
大文字の変数に出会った場合には、値を書き換えないようにしたほうが無難です。
1-6. 予約語
関数名や変数名に使用できない単語を予約語と呼びます。
予約語を用いてしまうと、構文エラー(SyntaxError)が起こってしまいます。
Python3系では、おおよそ30個ほどあります。
以下は全てPython3.6系での予約語ですので、それらは変数名などに使用できません。
予約語を用いてしまうと、構文エラー(SyntaxError)が起こってしまいます。
Python3系では、おおよそ30個ほどあります。
以下は全てPython3.6系での予約語ですので、それらは変数名などに使用できません。
['False', 'None', 'True', 'and', 'as', 'assert', 'break', 'class', 'continue', 'def', 'del', 'elif', 'else', 'except', 'finally', 'for', 'from', 'global', 'if', 'import', 'in', 'is', 'lambda', 'nonlocal', 'not', 'or', 'pass', 'raise', 'return', 'try', 'while', 'with', 'yield']
1-7. 変数と型
プログラミング言語によっては、変数を宣言する際に、「型宣言(この変数にはこの型を格納するよという宣言)」を行う必要がある言語があります。
他のプログラミング言語(Java言語やC言語など)は型宣言が必要になります。
ですが、Pythonの変数には型宣言が必要ないため、変数にどのような型でも入れることができます。
他のプログラミング言語(Java言語やC言語など)は型宣言が必要になります。
ですが、Pythonの変数には型宣言が必要ないため、変数にどのような型でも入れることができます。
x = 5
print(x) # 5が出力される。x = "Python" # 問題なく代入可能
print(x) # Pythonと出力される。1-8. データ型
「文字列」や「数値」これらは「データ型」と呼ばれ、様々な種類があります。
主なものは、整数型、文字列型、辞書型、リスト型です。
1-9. 条件分岐(if文)
条件分岐(if文)とは、
「あなたの年齢は20歳以上ですか?」
「あなたの住まいは東京都ですか?」
のような質問に対してYesかNoで処理を分岐することができます。
# 実行結果
あなたの年齢は20歳以上ですね!
「あなたの年齢は20歳以上ですか?」
「あなたの住まいは東京都ですか?」
のような質問に対してYesかNoで処理を分岐することができます。
age = 25
if age > 20:
print("あなたの年齢は20歳以上ですね!")
# 実行結果
あなたの年齢は20歳以上ですね!
2. 条件式の作り方
条件式の中では、2つの値を比較するための記号「比較演算子」がよく使われます。
比較演算子には下記の画像のような演算子があります。
右辺と左辺が等しいかどうかを表すには == を使います。
また、右辺と左辺が等しくないかどうかを表すには != を使います。
・ > 右辺より左辺の方が大きい
・ < 右辺より左辺の方が小さい
・ >= 右辺より左辺の方が大きいか等しい
・ <= 右辺より左辺の方が小さいか等しい
・ == 左辺と右辺は等しい
・ != 左辺と右辺は等しくない
条件部分は、「if 条件式 :」のように書きます。
行末のコロンをつけ忘れるとエラーになってしまいますので注意が必要です。
比較演算子には下記の画像のような演算子があります。
右辺と左辺が等しいかどうかを表すには == を使います。
また、右辺と左辺が等しくないかどうかを表すには != を使います。
・ > 右辺より左辺の方が大きい
・ < 右辺より左辺の方が小さい
・ >= 右辺より左辺の方が大きいか等しい
・ <= 右辺より左辺の方が小さいか等しい
・ == 左辺と右辺は等しい
・ != 左辺と右辺は等しくない
条件部分は、「if 条件式 :」のように書きます。
行末のコロンをつけ忘れるとエラーになってしまいますので注意が必要です。
score = 80
if score > 78: # 比較演算子 > を使っています。
print("合格です。おめでとう!")
else:
print("不合格。次回頑張りましょう。")
score = 100
if score == 100:
print("満点")
elif score > 85:
print("合格!")
else:
print("不合格。次回頑張りましょう。")