【ソフトウェアテスト】不具合報告のインシデントレポートについて
開発プロジェクトで発生した問題はインシデントとして、管理・分析・対応が必要です。プロジェクト全体を通しての問題となるとかなり範囲は広く、人的トラブルやステークホルダー間での問題など、開発しているプロダクト以外の問題も含んでしまうので、本記事では主にプロダクトのテストに関して検出された動作の不具合(バグ)に焦点を絞って記載します。プロダクトのテストに際して検出した不具合は、報告・対応したあとは蓄積データとして、引き続きプロジェクトで参照・活用されます。実際の開発現場によっては、早期レビューでのやりとりに関するものや、開発とテスターが口頭で連携できるような状況で報告即時対応できる程度の不具合対応など、状況により必ずしも定められたドキュメントの形式で報告されるものとは限りませんが、可能な限り検出対応した不具合は履歴を残しておくことで、プロダクトの品質向上を目指すことができます。ほとんどの場合は不具合管理に別途外部のbug tracking system(BTS)を使用しています。BTSはインシデントレポート1件をチケットという1単位で扱います。チケットの形式や内容が必ずしも同一の形式に沿っているというものではありませんが、不具合の報告管理をするチケットの内容は、管理運用の観点から記載が必要となる項目はある程度決まっています。余談ですが、BTSは不具合報告のみならず、チケット駆動開発 (TiDD) を実施するプロジェクトでは開発作業自体の管理進行目的で使用される場合もあります。
テスト(運用・保守・サポート)
【ソフトウェアテスト】レビューについて
ソフトウェアテスト領域には、動作させることを前提とした対象をテストする動的テストと、動作させることを前提としていない対象をテストする静的テストがあります。単体テストや結合テストなど、作成したものを動作させてテストをするのが動的テストですが、静的テストは動作させる対象がなくてもテストが実施できます。静的テスト活動の種類としてレビューがありますが、開発活動の中で作成された製品やシステム自体以外のものは、レビュー対象としてテストすることが可能です。
テスト(運用・保守・サポート)
【Spring】便利なアノテーションについて知ろう①
Java開発でフレームワークを使用する際、Springが選ばれることが多いと感じます。Springで特徴的なのはアノテーションという@を使った記載になります。そのアノテーションにはどういったものがあるか、どういった意味になるのかを調べてまとめてみました。
【ソフトウェアテスト】シナリオテスト
シナリオテストはユーザー視点で利用場面を想定し、操作フロー、入力値、発生する正常系挙動異常系挙動など、ユーザーが利用する一連の流れを想定したうえで発生しうるストーリーを元にテストを実施する手法です。ブラックボックステスト技法はさまざまあり、あくまで無数に存在しうるテストケースから粒度や対象を整理抽出してより広く浅いテストケースを目指すようなものがほとんどです。しかし、複数機能をもつシステムを実際に利用する際には、複数回の遷移を繰り返したりシステムが何重にも関連したりするので、1つの機能を対象としたテストや、2つ3つの機能間の関連をテストしただけでは、再現し得ないような組み合わせでの不具合が発生する懸念は常にあります。フリーチェックやモンキーチェックなどと呼ばれるものも、結局は「ユーザーなら再現しうる」可能性を想定して実行するものですが、それを数値や手順を明確にしてより詳細にテストし、かつ明示することでその内容をテストの履歴としたり、テストの要件自体もレビューなどで評価対象とできることがこのシナリオテスト手法の利点と考えられます。また、ユーザーのストーリーを元にテストするという点から、よりユーザーサイドでの視点から評価できるため、単純に欠陥を検出するのみならず、UI/UXの評価検討なども実施することができます。
テスト(運用・保守・サポート)
テスト自動化
テスト自動化とは、人の手によって行われるソフトウェアテストの全体あるいは一部を自動化することを意味します。そもそもソフトウェアテストは、不具合を見つけることが目的です。そのため、テストを繰り返し行うことも増えています。テスト自動化によって、テストにかかる人的負担を減らし、将来的なコストの削減が期待できます。テストといっても、その中にはさまざまなプロセスが含まれます。ソフトウェアテスト技術者資格認定組織である「ISTQB(国際ソフトウェアテスト資格認定委員会)/JSTQB(日本ソフトウェアテスト技術者資格認定組織)」の定義によると、テストプロセスは以下の5つの要素で構成されています。テストプロセス ・テスト計画作業とコントロール ・テストの分析と設計 ・テストの実装と実行 ・終了基準の評価とレポート ・終了作業
テスト(運用・保守・サポート)
【ソフトウェアテスト】QC7つ道具と新QC7つ道具 ①
生産の分野における管理手法に関して、各種データの分析に使用する代表的な7種類の手法が、QC7つ道具と呼ばれています。もともとは工業系生産などの製造現場における品質に関して、顧客信頼度を高めたり現場の問題解決に取り組むための視点として、品質管理の思考が波及しました。そのことから、管理の手法を明示化することで、手法を用いて誰でも品質管理に取り組むことができるようになることを目的としてさまざまな手法が作成されました。それらの中でも特に代表的なものがQC7つ道具と呼ばれるようになりました。ソサエティー5.0が提唱されている現代において、市場や製造現場におけるソフトウェア関連開発業務の割合は増えています。ITの基本資格でもある基本情報技術者試験のストラテジ系領域の内容にもQC7つ道具に関する問題が含まれており、ソフトウェア開発現場におけるQC(Quality Control)活動においても、QC7つ道具の利用される場面は増えています。QC7つ道具は主に、数値などの定量的分析が可能なデータを取り扱う分析の際に用いられる手法です。定性的な事象の分析に用いるような手法は新QC7つ道具として別でまとめられています。※以降に記載する図の中でも定性的事象分析に使用できる図はあるため、QC7つ道具が必ずしも定量的分析にしか使用しないものというわけではありません。
テスト(運用・保守・サポート)
【ソフトウェアテスト】ソフトウェア開発とテスト活動について ①
ソフトウェアはほとんどの場合、複数の機能を組み合わせてシステムを構築し、さまざまなシステムをまとめたものを運用する想定で開発プロジェクトが進行します。Webシステム開発、アプリケーション開発、組み込みシステム開発など、開発プロジェクトにもそれぞれ種類はありますが、アプリケーションに付随するWebサービスを展開する場合にWebシステムを開発したり、組み込みシステムと連携するアプリケーションを展開する場合にアプリケーション開発をするなど、複数のサービスやプラットフォームが関連しているのがソフトウェアの現状であり、開発プロジェクトもそれに伴って複雑で多様な関係性の中で進行していきます。このため、何か一つを開発して終わりとなることはほとんどなく、開発プロジェクトの開始・終了・進行中に至るまで、そのほか複数の開発プロジェクトの進行も関連してきます。とはいえ、多くのプロジェクトが相互に関連しながら進行しているとしても、プロジェクト進行の工程という点でいうならば、サービスやシステムの企画と検討に始まり、リリース後の継続的な運用保守から運用の終了に至るまでを一つのサイクルとして、開発プロジェクトは段階を経て進行していくといえます。
テスト(運用・保守・サポート)
【ソフトウェアテスト】ソフトウェア開発とテスト活動について②
「【ソフトウェアテスト】テストレベルについて ①」記事に記載のとおり、開発ライフサイクルモデルには形式や期間によってさまざまなモデルがあり、テストを実施するタイミングもモデルによってさまざまです。先に挙げた開発工程の例である要件定義→設計→開発→テスト→リリース/保守を一連の流れとする開発ライフサイクルも、このフローを開発期間の流れとして実施するのはあくまでウォーターフォール型モデルのようなシーケンシャルな開発ライフサイクルであり、イテレーティブ開発モデルやインクリメンタル開発モデルでは、各工程とテストが同時に進行したり、無駄をなくすことを目的としてあえて一部工程を省くこともあります。V字モデルは各工程とテストが同時進行する例です。要件定義の段階で要件定義に対するテストを実施、システム設計の時点で設計された内容に対してテストを実施といったかたちで、開発完了後にようやくテストではなく、常に工程の早期段階でテストを実施します。開発完了後のテストで不具合が検出されると工程の手戻りが発生してしまい、工数に無駄が生じますが、早期にテストを実施することにより、上流工程の段階で不具合や懸念を可能な限り取り去って開発作業の手戻りを少なくし、無駄な工数の増加を防いだり、最終的な品質の向上を目指すことができます。このようにV字モデルの左側で行う開発活動に対して早期にテストを実施して効率的な開発活動を目指す手法をシフトレフトと呼びます。イテレーティブ開発モデルやインクリメンタル開発モデルとなると、さらに各工程とテストが早期段階で実施されていきます。全体的な流れをより細かく迅速に行い、それを細かく繰り返していくサイクルが、現在のソフトウェア開発形式の主流になってきています。
テスト(運用・保守・サポート)
【初心者向け】テスト観点について
テスト観点(test perspective)とは、「ソフトウェアやシステムをテストする際に、評価すべき特定の側面や機能」を指します。テスト観点は、テストプロセスを計画、設計、実行する際に、目標となる品質要素を明確にすることで、効果的なテストケースを作成し、重要な問題を特定できるようにする役割があります。これは、製品やサービスの品質向上に大きく貢献する重要な要素であると言えます。
【初心者向け】不具合報告書の書き方
テストエンジニアは業務内で不具合を見つけた際に不具合報告書を起票することになります。不具合報告書とは、発生した不具合の原因と対策について記載した文書です。社内の関係者への共有はもちろん、取引先に提出することもあるため、正確かつわかりやすく記載する必要があります。
【初心者向け】レビューについて
テスト設計後に開発者を交えたレビュー会を行う事があります。本記事はレビューについてまとめていきます。
【デザインパターン】SingletonとFacadeについて
プログラミング言語について学習しているとオブジェクト指向を学ぶことが出てくると思います。オブジェクト指向をある程度理解したあとはデザインパターンについて学ぶことが出てきます。本日はデザインパターンについて概要を説明したあとSingletonとFacadeについて解説していきたいと思います。
関連タグ
カテゴリ別人気記事
もっと見るテレワーク関連人気記事
-
2023年10月02日
製造・コーディング(PG/フロントエンド) -
2023年07月18日
-
2023年10月26日
テスト(運用・保守・サポート) -
2023年01月09日
詳細設計(内部設計)(インフラ) -
2023年11月17日
週間人気記事
もっと見る【初心者向け】Packet Tracerでネットワークを学ぶ(CLI操作の基本編①)
ルータ初期設定編ではPacket Tracerを使ってルータを直接操作し色々な設定を試してみたいと思います。 まずCisco製品のルータにはPCと同様にOSがインストールされています。 それが「Cisco IOS(Internetwork Operating System)」です。 スイッチでもこのOSを利用しています。 Cisco IOSはWindowsのようなグラフィカルなインターフェースではなくコマンド入力のみで様々な操作を行うインターフェースになります。 コマンドで操作するインターフェースのことを「CLI(Command Line Interface)」と言います。
詳細設計(内部設計)(インフラ)
【初心者向け】CCNA基礎 11章
こちらでは、CCNAの資格取得へ向けた情報を記載いたします。
【IT転職】Androidエンジニアって何?必要なスキルや資格を解説します!!
世界中で使用者が増え続けるスマホOSの一つであるAndroidですが、その成長の背景にはAndroid端末を専門にアプリケーション開発をするAndroidエンジニアの存在があります。将来性が高いと噂されるAndroidエンジニアですが、その実態はどうなのでしょうか。今回は、Androidエンジニアとは何か、将来性はあるのか、そしてAndroidエンジニアになるために必要なスキルや資格を紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。この記事を読むのにおすすめな人この記事は以下のような人におすすめです。・Androidエンジニアになりたいと考えている人・Androidエンジニアになるにあたって必要なスキルや資格を知りたい人・インフラエンジニアなどの他職種からAndroidエンジニアへに転職を考えている人
#09 社員インタビュー【育児もキャリアも、どちらも大切にしたい。フロントエンドエンジニアとして働く、私のリアルな毎日】
こんにちは!今回は、ラーニンギフトで活躍中のフロントエンドエンジニアにインタビュー🎤育児と仕事を両立しながら、自分らしいキャリアを歩んでいる社員のリアルな声をお届けします!「エンジニアとして成長したい」「でも、子どもとの時間も諦めたくない」そんな想いを持っている方に、ぜひ読んでほしい内容です😊
#11キャリアサポーターって何してるの?【“案件に入って終わり”じゃない。キャリサポのリアルに密着】
こんにちは!採用担当です😊今回は、当社でエンジニアのキャリア支援を行っている「キャリアサポーター(通称:キャリサポ)」にインタビュー!SES業界では、「案件参画後は放置だった…」 「相談できる人がいなかった…」そんな声を聞くことも少なくありません。では実際に、当社のキャリサポはどんなことをしているのでしょうか?今回は、・面談で何を見ているのか・どんな人が伸びやすいのか・印象に残っている支援事例 など、“キャリア支援のリアル”について聞いてみました✨
テスト計画書とは?作成する理由や記載必須の内容について教えます!
開発プロセスにおけるテストとは、そのソフトウェアの品質を決める重要なファクターとなっております。テストを正しく実施することはそのまま品質を上げることになります。テストとはいっても、ただやるだけではなく、事前に計画を立てて無理のないスケジューリングを行った上で実施する必要があります。そこで今回はテストにおけるテスト計画書の作成方法やテスト設計所との違い、なぜ必要であるかをご説明いたします。
#12 SES企業の見極め5選
こんにちは!ラーニンギフト採用担当です。「SESって会社によってかなり違うって聞くけど、何を基準に選べばいいの?」そんな不安を感じているエンジニアの方も多いのではないでしょうか。実際、SES企業は数が多く、働き方やサポート体制も会社によってさまざまです。そのため、"どの会社を選ぶか”によって、エンジニアとしてのキャリアや働きやすさが大きく変わることもあります。今回は、SES企業を選ぶ際に確認しておきたいポイントを5つご紹介します!
【JSTQB(FL)対策】第5章テストマネジメント<5.1テスト組織~5.2テスト計画作業と見積り
こちらの記事ではJSTQBのシラバスのうち、第5章テストマネジメント分野<5.1テスト組織~5.2テスト計画作業と見積り>における以下の分野の学習内容及び学習してみて私が思ったことについて記載します。
テスト(運用・保守・サポート)
Salesforceエンジニアになるためには?必要な基本知識とスキル、ロードマップを解説
Salesforceエンジニアとは、Salesforceというクラウド型のCRM(顧客管理)システムを開発・運用するエンジニアのことです。主に、Salesforceの機能やカスタマイズを行い、企業のビジネスニーズに応えるシステムを構築する仕事です。この記事では、高い需要と高い報酬を得られる職種として注目されている、Salesforceエンジニアの仕事内容や将来性について解説します。
