【ソフトウェアテスト】シナリオテスト
シナリオテストはユーザー視点で利用場面を想定し、操作フロー、入力値、発生する正常系挙動異常系挙動など、ユーザーが利用する一連の流れを想定したうえで発生しうるストーリーを元にテストを実施する手法です。ブラックボックステスト技法はさまざまあり、あくまで無数に存在しうるテストケースから粒度や対象を整理抽出してより広く浅いテストケースを目指すようなものがほとんどです。しかし、複数機能をもつシステムを実際に利用する際には、複数回の遷移を繰り返したりシステムが何重にも関連したりするので、1つの機能を対象としたテストや、2つ3つの機能間の関連をテストしただけでは、再現し得ないような組み合わせでの不具合が発生する懸念は常にあります。フリーチェックやモンキーチェックなどと呼ばれるものも、結局は「ユーザーなら再現しうる」可能性を想定して実行するものですが、それを数値や手順を明確にしてより詳細にテストし、かつ明示することでその内容をテストの履歴としたり、テストの要件自体もレビューなどで評価対象とできることがこのシナリオテスト手法の利点と考えられます。また、ユーザーのストーリーを元にテストするという点から、よりユーザーサイドでの視点から評価できるため、単純に欠陥を検出するのみならず、UI/UXの評価検討なども実施することができます。
テスト(運用・保守・サポート)
Node.jsの一番メジャーなフレームワーク「Express」について解説
Node.jsは、JavaScriptを使ってサーバーサイドの開発を行うことができるランタイム環境です。その中でも、特に人気があるのがフレームワークのExpressです。この記事では、Expressについて解説していきます。
製造・コーディング(PG/バックエンド)
組み込みエンジニアの収入の実態とキャリアの展望
組み込みエンジニアという職業は、モダンなテクノロジーの背後で静かに働き、私たちの日常を支えています。家電製品から自動車、医療機器、産業設備まで、数々の製品やシステムに組み込まれた技術の要として、組み込みエンジニアは欠かせない存在です。その専門的なスキルと知識は、時に目には見えない形で社会の発展に寄与しています。組み込みエンジニアにとっては、技術だけでなく、経済的な側面も重要なテーマです。この記事では、組み込みエンジニアの平均年収や年収アップのために必要なスキル、将来的なキャリア目標の選択肢について探求していきます。組み込みエンジニアを目指す方や既にこの分野で活躍している方々にとって、役立つ情報を提供することを目指しています。
キャリア
【ソフトウェアテスト】欠陥分析手法について
「【ソフトウェアテスト】不具合報告のインシデントレポートについて」記事で記載したとおり、インシデントはチケット作成して報告されたのち、内容を分析して対応をし、作成から完了に至るまで管理します。そうして蓄積されたインシデントレポートは、報告対応されたそのレポート自体が、以降で類似の現象を検出した際の資料として用いられる面もありますが、内容を分析することで、今後の開発品質向上を目指すための判断材料として活用することができます。いずれのインシデントレポートも、何かしら問題があったから作成されているものであり、問題点は解決した時点で完了とはせずに、内容を振り返って同じ轍を踏まないように以降の活動を随時改善していくことが肝要です。近年のアジャイル化が進んでいるプロジェクトなどの場合は、直近の開発内容に対するインシデントレポート単体を都度分析するような時間も設けられずに次々進んでいくことがありますが、プロジェクト全体としてインシデントレポートを統合管理し、アジャイル開発の各プロジェクト進行とは別途で機会を設けて、振り返りと共に不具合分析を行うことは、高品質な開発を目指す上で必要な活動です。ソフトウェア開発現場の現状として、プロジェクト形式もインシデントレポート形式もさまざまある状況なので、欠陥分析の手法もこれが絶対という唯一のものではなく、状況や期間などに合わせて必要な手法でアプローチをすべきです。統計的内容に基づく分析、インシデントごとの要因に基づく分析、その両面からの分析など、どのような面からアプローチするかによって用いる手法もさまざまあります。
テスト(運用・保守・サポート)
【ソフトウェアテスト】QC7つ道具と新QC7つ道具 ①
生産の分野における管理手法に関して、各種データの分析に使用する代表的な7種類の手法が、QC7つ道具と呼ばれています。もともとは工業系生産などの製造現場における品質に関して、顧客信頼度を高めたり現場の問題解決に取り組むための視点として、品質管理の思考が波及しました。そのことから、管理の手法を明示化することで、手法を用いて誰でも品質管理に取り組むことができるようになることを目的としてさまざまな手法が作成されました。それらの中でも特に代表的なものがQC7つ道具と呼ばれるようになりました。ソサエティー5.0が提唱されている現代において、市場や製造現場におけるソフトウェア関連開発業務の割合は増えています。ITの基本資格でもある基本情報技術者試験のストラテジ系領域の内容にもQC7つ道具に関する問題が含まれており、ソフトウェア開発現場におけるQC(Quality Control)活動においても、QC7つ道具の利用される場面は増えています。QC7つ道具は主に、数値などの定量的分析が可能なデータを取り扱う分析の際に用いられる手法です。定性的な事象の分析に用いるような手法は新QC7つ道具として別でまとめられています。※以降に記載する図の中でも定性的事象分析に使用できる図はあるため、QC7つ道具が必ずしも定量的分析にしか使用しないものというわけではありません。
テスト(運用・保守・サポート)
【ソフトウェアテスト】QC7つ道具と新QC7つ道具 ②
QC7つ道具は、主に生産現場における各種数値を元に品質やリスクなどを分析して、品質管理を進める手法でしたが、品質管理に関わる問題は定量的分析のみでは対応しきれないようなものもあります。「【ソフトウェアテスト】欠陥分析手法について」記事でも触れているとおり、統計的分析は定量的解析手法で対応可能ですが、問題の要因に対してアプローチしようと考えた場合に、あらゆる要因が数値化できるのであれば定量的分析手法を用いれば解決できますが、数値化が困難であったり、集計して数値化して分析すると考えた場合に非常に手間がかかるような要-因に対しては、定性的な分析手法が必要になります。また、生産活動そのもののみではなく、プロジェクト全体の管理もQC活動、品質管理活動で対応すべき事象です。プロジェクト進行における問題点の可視化や共有に際して、数値データではない文字データや言語データでの集計管理をして、そうした定性的データを共通化された手法を用いて分析することにより、どのような生産現場でどのようなスキルの人が品質管理対応をする想定になったとしても、ある程度容易に対応できるように作成された手法のなかでも代表的な7つの手法が、新QC7つ道具(N7)として分類されています。英語ではNew Quality Control – 7 Tools等と呼ばれます。
テスト(運用・保守・サポート)
【QA】今更聞けない3つのテスト工程
ソフトウェアや機能の評価にはいくつかの工程があり、それぞれ異なる範囲と粒度でシステムを評価する目的があります。しかしシステム開発の現場によってはローカルなテスト名が運用されることが多く、自分が具体的にどの工程のテストに触れてきたのか曖昧にしか把握していない方も少なくないのではないでしょうか。様々な種別のテストがどういう目的で行われているのかを知ることで、プロジェクトにおける評価工程の在り方を理解していきましょう。
初心者
インフラエンジニアがCCNA資格を取得するべき理由と試験のポイント
インフラエンジニアとしてのキャリアを積んでいくためには、自分のスキルや知識を常にアップデートしていくことが必要です。しかし、どのようなスキルや知識が必要なのか、どのように学習すればいいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、CCNA(Cisco Certified Network Associate)という資格です。CCNAは、ネットワークの基礎から応用までを網羅した、世界的に認められた資格です。この記事では、CCNAとは何か、CCNAを取得するメリット、CCNAの難易度と試験の概要、CCNAの試験範囲について解説します。
学習・スキル
JSTQBのシラバスを読む【第二章】
本記事ではJSTQB:Foundation Levelのシラバスを読んでいきます。ISTQBテスト技術者資格制度Foundation Level シラバス 日本語版 Version 2023V4.0.J01:https://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_VersionV40.J01.pdf
初心者
インフラエンジニアのキャリアアップに必要な資格とは?難易度別にご紹介!
インフラエンジニアとして活躍される方々の中には、社内の保守・運用案件に配属され、やりがいを感じながらも、日々ルーティンワークに追われて成長を実感できず、将来に不安を抱く方もいらっしゃるかもしれません。そこで、本記事では、そのような方に向けて、インフラエンジニアのキャリアアップに必要な資格についてご紹介します。
学習・スキル
Javaの文法まとめ
今日はJavaの文法についてのまとめを紹介したいと思います。この記事では、初心者から上級者まで幅広く対象となるように、Javaの基本的な文法を詳しく解説していきます。Javaを学びたい方はぜひ参考にしてください。
製造・コーディング(PG/バックエンド)
セキュリティエンジニアに必要なスキル | 2年目からのロードマップ
デジタル化が進む現代社会では、個人情報や企業の重要な情報を保護するセキュリティエンジニアの役割が急速に重要視されています。特に日本においては、2020年の「JIPDEC(一般財団法人日本情報経済社会推進協会)」の報告によれば、セキュリティ監査を実施している企業は8割を超え、国内のセキュリティ意識の高さが垣間見えます。この背景には、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展やテレワークの普及などにより、サイバー攻撃の標的となりやすい状況が増え、それに対応するためのセキュリティ対策の強化が求められているためです。しかし、セキュリティエンジニアは他のIT職種と比べて高度な専門知識が求められる職種であり、そのための教育・育成体制もまだ十分に整っていないというのが現状です。セキュリティエンジニアとしてキャリアを進める際は、このような市場の状況を理解し、自身のスキルを高め、資格を取得することで市場価値を高め、多くのチャンスをつかむことが可能になるでしょう。本記事では、セキュリティエンジニアとは何か、キャリアアップするには、どのようなスキルや資格が必要なのか、そして現在の業界の状況と平均年収についても解説します。
学習・スキル
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もっと見る【これからJP1に触れる人向け】JP1とは
開発プロジェクトに携わる際にJP1というツールに触れたことはあるだろうか。JP1は開発工程、特にテスト作業においては非常に利便性の高いツールである。この記事ではまだJP1に触れたことがない人向けにJP1の概要やJP1を合う買う際に知っておくべき用語を取り上げる。
テスト(運用・保守・サポート)
Git GUIツールの使い方:初心者向けチュートリアル
Gitとは、分散型バージョン管理システムの1つで、コードやファイルなどの変更履歴を記録し、複数の人で同時に開発を進めるために使われます。Linuxの開発者であるLinus Torvaldsによって開発され、現在は世界中の多くの企業やオープンソースプロジェクトで使用されています。Gitは、ファイルの変更履歴を保存するための「リポジトリ」と呼ばれるデータベースを持ち、このリポジトリに対してコミットと呼ばれる操作で変更履歴を追加していきます。また、ブランチと呼ばれる分岐を作成して、異なるバージョンのコードを管理します。Gitの主な特徴としては、以下のようなものが挙げられます。・ローカルでの高速な動作・分散型であるため、オフラインでも開発ができる・変更履歴を管理しやすく、コードの品質を高めることができる・大規模なプロジェクトでもスケーラブルに対応可能Gitは、コマンドラインツールを使って操作することもできますが、GUIツールを使って操作することもできます。
アーキテクト・技術選定(PG/バックエンド)
DBのビューとは?メリットデメリットや使用方法についても紹介!
アプリケーション開発にとってデータベースは必須スキルとなっております。データベースの知識がないと、アプリケーション開発に難航することでしょう。しかしデータベースの知識を身に付けるとなると、かなりの勉強量を要します。というのもデータベースオブジェクトには様々な種類があり、一朝一夕では身に付くものではありません。今回は、データベースのビューについてご説明いたします。ビューそのものは必ず覚えてなくてはならないと言うものではありませんが、よく使われます。まずは本記事でビューの基礎知識を身に付けてください。本記事ではメリットデメリットや具体的な使用方法について紹介しております。
学習・スキル
【初心者向け】不具合報告書の書き方
テストエンジニアは業務内で不具合を見つけた際に不具合報告書を起票することになります。不具合報告書とは、発生した不具合の原因と対策について記載した文書です。社内の関係者への共有はもちろん、取引先に提出することもあるため、正確かつわかりやすく記載する必要があります。
初心者
AUTOSARについて、まとめてみた
AUTOSAR(オートザー)とは、Automotive Open System Architectureの略称で、車載ソフトウェアの共通化を実現するためのプラットフォームの仕様名称でもあります。
開発環境関連(PG/フロントエンド)
ECUとはなにか、まとめてみた
ECUとは、車載ECUにおける「ECU」とは、Electronic Control Unit(エレクトロニックコントロールユニット)の略称で、車両のあらゆるシステムを制御する装置の総称です。主にライトやドア、キーレスエントリーシステムなどの車両のボディに関する分野からブレーキ、エンジン、ステアリングなどの制御、オーディオやナビ、GPSなどの情報に関わる分野などもECUが用いられています。現在市販されている自動車には、およそ100個以上ものECUが搭載されており、さらにはハイブリッド車や電気自動車などの環境に対応した最新の自動車にもECUがなくてはならないものとなっています。自動車に関連するECUという用語は、Engine Control Unit(エンジンコントロールユニット)として捉えられることもあります。エンジンコントロールユニットとは、エンジンにおける運転制御を電子的に行うためのマイクロコンピューターのことです。現在ではエンジン制御だけでなく、自動車のあらゆる分野で役割を担っていることから、総称としてElectronic Control Unit(エレクトロニックコントロールユニット)として扱われています。なお、エンジンコントロールユニットの呼び名であり、自動車技術者協会(SAE)および国際標準化機構(ISO)で定義されているものは、ECM(Engine Control Module)と呼ばれます。車載ECUは、自動車に装備されているあらゆる機器やシステムを制御します。この働きによって、エンジン性能の向上や燃費の低減、排出ガスのクリーン化、運転性(ドライバビリティ)の向上などを目指すのが、ECU搭載の目的です。自動車業界の大きな変革期である今、世界中の各自動車メーカーは自社が誇る最新技術を用いて自動車の環境性能や快適性能、安全性能の向上に力を注いでいます。自動運転技術など、これからの自動車においてさまざまな最新機能の司令塔を担うECUは今後の技術発展において必要不可欠なものになっています。
開発環境関連(PG/フロントエンド)
Java開発に必須のフレームワーク | Spring BootとSpringの違いを徹底解説!
Spring BootとSpringはどちらもJavaのWebアプリケーション開発に使われるフレームワークですが、それぞれに特徴やメリットがあります。この記事では、Spring BootとSpringの歴史や機能、使い方などを比較しながら、それぞれの違いを理解していきましょう。