エンジニアが保守運用を学ぶメリット
エンジニアにとって保守運用は、技術的なスキルやキャリアの成長にとって欠かせないものです。保守運用はシステムやアプリケーションの健全性を維持し、顧客やユーザに信頼性の高いサービスを提供する重要なプロセスです。本記事では、エンジニアが保守運用を学ぶことのメリットに焦点を当て、その重要性やキャリアに与える影響について探ります。
キャリア
【ソフトウェアテスト】ドメイン分析テスト
同値分割法/境界値分析については他の記事で記載しましたが、ドメイン分析テストも境界値を用いてテストします。このテスト方法は、関係性のある複数の変数について、入力データの有効範囲にフォーカスしてテストをする手法です。同値分割法/境界値分析では、一つの機能に関して境界がいくつか設定されていて、各境界の前後でそれぞれ動作が変わるような仕様に対してパーティションを分けてテストしていましたが、そのような数値による境界をもつ機能がいくつか関連して複数結果に分かれるような仕様のケースでは、ドメイン分析テスト技法が使用できます。ゲームのダメージ計算式で、与えた最終ダメージ数値に応じてクリティカル倍率をかけた数値を上乗せするといった場合に、元となるダメージ数値がいくつか、相手の防御数値がいくつか、数値いくつ以上でクリティカル倍率は何倍が適用されるか、各数値には有効・無効となる境界があり、かつ最終の数値ごとに複数のクリティカル倍率が用意されているといった仕様があったときに、ドメイン分析テストによって必要なテストケースを洗い出すことができます。
テスト(運用・保守・サポート)
【ソフトウェアテスト】クラシフィケーションツリー技法
クラシフィケーションツリー技法は主に、複数のテスト対象と各対象の値が複数関連する状況で、各対象を木構造で図示することで、テスト対象の機能や状態を階層的に分類し、その組み合わせや変数いくつ分を対象とするか等の組み合わせの強度について、整理検討するときに用いる技法です。ドメイン分析テスト技法の際には、複数の境界値による動作変化の関連性と、その組み合わせで想定される複数パターンの網羅を表形式で表現する方法を取りましたが、クラシフィケーションツリー技法では、1つの機能に関わる複数の要素、各要素に想定される複数パターン、各パターンで想定される変数のパターンと、想定される内容を木構造の図で上から下へ記載して整理する方法を取ります。ブラウザベースでWebサイトを作成して、ウィンドウの表示サイズをPCサイズのレイアウトとスマホサイズのレイアウトで2パターン適用するとして、PCサイズレイアウトが正常に適用されているかを確認するときのテストスコープについて、ブラウザは[GoogleChrome][MicrosoftEdge][Firefox][Safari]をテスト対象と仮定し、各ブラウザのサイズや文字サイズ設定を変更しても問題ないか、さらに設定するウィンドウサイズは想定の最小値・最大値・全画面のパターンで、文字サイズは通常から何%拡大を対象とするかなどを考慮し、どの組み合わせでのテストを必要とするかを検討するといったような場合には、当該技法を用いることで視覚的に情報を整理しやすくなります。
テスト(運用・保守・サポート)
【必読】エンジニアのマネジメントって何?必要性とスキルアップ方法を徹底解説
エンジニア職において、技術力や知識はもちろん重要ですが、マネジメントスキルを身につける事も大切です。マネジメントスキルを身につけることで、プロジェクトの推進やパフォーマンスの向上、エンジニアの育成やモチベーションの維持など、さまざまなメリットがあります。本記事では、エンジニア職におけるマネジメントのスキルアップについて、具体的に解説していきます。
学習・スキル
【Java基礎】Java未経験から習得を目指す 環境構築編
どうも、C++が最も得意なプログラマです。仕事の関係でJavaを扱うことになったのですが、Javaに関しては全くの未経験ですので、今回からJavaについて学んでいこうかと思います。
製造・コーディング(PG/フロントエンド)
【ソフトウェアテスト】テスト技法の有用性
世に存在するさまざまなソフトウェアテスト技法について、自身のナレッジ整理もかねて詳細をまとめようと思いました。ですが、いろいろなプロジェクトで開発エンジニア・PdM・PM・QAなどさまざまな方と関わらせていただく中で、QAテスター/テストエンジニア等のポジションの方以外には、ソフトウェアテストに技法が存在するということや、テスト技法を用いる意味とメリットについてあまり認識されていないかも知れないと思いました。まずはソフトウェア開発現場でソフトウェアテスト技法を用いたテストを実施することの理由などについてまとめます。
テスト(運用・保守・サポート)
【ソフトウェアテスト】レビューについて
ソフトウェアテスト領域には、動作させることを前提とした対象をテストする動的テストと、動作させることを前提としていない対象をテストする静的テストがあります。単体テストや結合テストなど、作成したものを動作させてテストをするのが動的テストですが、静的テストは動作させる対象がなくてもテストが実施できます。静的テスト活動の種類としてレビューがありますが、開発活動の中で作成された製品やシステム自体以外のものは、レビュー対象としてテストすることが可能です。
テスト(運用・保守・サポート)
【ソフトウェアテスト】エラー推測テスト
エラー推測テストは経験ベーステストの一種です。最も単純な表現をするならば、「どうすればエラーが発生するか」を想像して試行し、エラーを再現させることを目的としたテストの手法です。
テスト(運用・保守・サポート)
【QA】テストケースの書き方
システム開発における評価・検証では評価する為の状態や手順、そして確認するべき期待結果等の情報をまとめたテストケースを事前に作成することになります。しかしテストケースの書き方が不十分であると他の実施者がそれを見た時はもちろん、テストケースを作成した本人でもいざ評価をする際にテストケースに書かれた情報を正しく読み取ることが出来ない可能性があります。良質なテストケースは"誰が実施しても同じ期待値を得られる"ということです。本稿ではそのために意識するべきことをまとめていきます。
初心者
時間と場所に縛られない!リモート勤務に必要なエンジニアのスキルを公開!
コロナ禍でシステム業界以外でもリモート勤務が導入され、新しい働き方のかたちが定着しつつある昨今ですね。しかし客先常駐が基本のSES企業では、セキュリティや仕事の生産性の低下が理由でリモート勤務ができない案件もあります。一方で、大手のSIer企業では、オフィスを解約してフルリモートを導入している企業もあり、一軒家を購入して地方移住したり、自然豊かな場所に移り住んで趣味の時間を楽しむ人がいるのも事実です。SESの働き方に不安を覚えて転職を考えられている方も多いでしょう。本記事ではそのような方に向けて、システム業界で2年以上のリモート勤務を経験する筆者が、リモート勤務のメリット・デメリット、リモート勤務に必要なスキルをご紹介します。
働き方
テストエンジニアについて
IT業界で働く際には、できる限り自分に合った職種で働くことが大切です。そこには多種多様な職種があり、その仕事内容や求められるスキルも様々です。なので、実際に仕事を探す際には、個々の職種の違いが何であるかをしっかりと理解しておくことが必要になります。そこで本記事では、「テストエンジニア」という他のエンジニア職とは少し毛色の変わった職種を紹介したいと思います。
キャリア
【テストの種類】結合テスト
結合テストとは、システム開発におけるテスト手法の1つです。システム開発では、結合テストの他に単体、機能、システムテストなどがあり、開発工程によって実施するテストが異なります。結合テストは複数のプログラムやモジュールを同時に稼働して行う動作テストで、モジュール同士を結合した際に意図した通りに動作するかの検証を行います。結合テストは、事前にテスト仕様書を作成し、テスト項目を決めてからテストを行います。結合テストの項目は前段階の単体テストが全て完了していることが前提となります。結合テスト前に行う単体テストは、個々の機能やモジュールが単体で動作するかを検証するテストになります。単体テストで行ったテスト項目は結合テストでは殆ど行わないか、簡易的に確認することが一般的です。結合テストでは、ただ動作するかのテストを行うのではなく操作と機能動作の組み合わせが正しいか、仕様書通りに機能しているかについても検証します。単体テストによって個々で正しく動作することが確認された機能やモジュールを対象とし、機能間の連携や一連の機能が仕様書通りに正しく動作するのかを確認します。
初心者
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テスト(運用・保守・サポート)2023年01月09日
詳細設計(内部設計)(インフラ)
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もっと見るGit GUIツールの使い方:初心者向けチュートリアル
Gitとは、分散型バージョン管理システムの1つで、コードやファイルなどの変更履歴を記録し、複数の人で同時に開発を進めるために使われます。Linuxの開発者であるLinus Torvaldsによって開発され、現在は世界中の多くの企業やオープンソースプロジェクトで使用されています。Gitは、ファイルの変更履歴を保存するための「リポジトリ」と呼ばれるデータベースを持ち、このリポジトリに対してコミットと呼ばれる操作で変更履歴を追加していきます。また、ブランチと呼ばれる分岐を作成して、異なるバージョンのコードを管理します。Gitの主な特徴としては、以下のようなものが挙げられます。・ローカルでの高速な動作・分散型であるため、オフラインでも開発ができる・変更履歴を管理しやすく、コードの品質を高めることができる・大規模なプロジェクトでもスケーラブルに対応可能Gitは、コマンドラインツールを使って操作することもできますが、GUIツールを使って操作することもできます。
アーキテクト・技術選定(PG/バックエンド)
【これからJP1に触れる人向け】JP1とは
開発プロジェクトに携わる際にJP1というツールに触れたことはあるだろうか。JP1は開発工程、特にテスト作業においては非常に利便性の高いツールである。この記事ではまだJP1に触れたことがない人向けにJP1の概要やJP1を合う買う際に知っておくべき用語を取り上げる。
テスト(運用・保守・サポート)
DBのビューとは?メリットデメリットや使用方法についても紹介!
アプリケーション開発にとってデータベースは必須スキルとなっております。データベースの知識がないと、アプリケーション開発に難航することでしょう。しかしデータベースの知識を身に付けるとなると、かなりの勉強量を要します。というのもデータベースオブジェクトには様々な種類があり、一朝一夕では身に付くものではありません。今回は、データベースのビューについてご説明いたします。ビューそのものは必ず覚えてなくてはならないと言うものではありませんが、よく使われます。まずは本記事でビューの基礎知識を身に付けてください。本記事ではメリットデメリットや具体的な使用方法について紹介しております。
学習・スキル
インデックスとは?メリットデメリットやインデックスの種類も交えてご紹介
インデックスとは、データベースを扱う際には欠かすことのできない概念となります。インデックスの取り扱いによって、データのアクセス速度が大きく変わります。特に大規模なデータを扱う場合には、取り扱いに気をつけなくてはなりません。インデックスを設定した結果、処理速度が遅くなってしまうことやそもそもインデックスを使用するような実行計画が選択されないこともあるのです。インデックスは、DBMSの種類(例えば、OracleやMySQL、Postgreなど)によっても異なります。インデックスの仕様を知らないと、開発者にとって意図しない処理をしてしまう可能性もあります。そこで今回はインデックスについてメリットデメリットや具体的にどのような種類があるのかを説明していきます。
学習・スキル
【初心者向け】Packet Tracerでネットワークを学ぶ(DHCP)
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は自動的にIPアドレスやサブネットマスク等をPCやルータに配布してくれるプロトコルです。
詳細設計(内部設計)(インフラ)
【初心者用】Active Directoryについて
Active Directory(AD)とはマイクロソフトが提供するWindows Serverに搭載されている機能で、ネットワークにつないでいるクライアント端末やサーバー、プリンター、アプリケーションなどの情報を収集し、一元管理できるディレクトリサービスです。ユーザーアカウントを集中的に管理できるので、ファイルやフォルダの共有データへのアクセス権限、プリンタなどの周辺機器への利用制限などユーザの利用権限を効率的に管理することができます。複雑化するリソース管理のタスクも、Active Directoryを使うことによって管理しやすくなります。
その他(インフラ)
GitHubのReadmeをMarkdown記法で書く
Markdown記法は、プレーンテキストに特定の書式を付けることで、簡単にWebページやドキュメントを作成するための記法です。Markdown記法は、文書の見た目を整えるためのHTMLタグを記述する必要がなく、テキストファイルとしても読み書きが容易であるため、多くの人々によって広く使用されています。
プロジェクト推進・管理(PG/バックエンド)
ECUとはなにか、まとめてみた
ECUとは、車載ECUにおける「ECU」とは、Electronic Control Unit(エレクトロニックコントロールユニット)の略称で、車両のあらゆるシステムを制御する装置の総称です。主にライトやドア、キーレスエントリーシステムなどの車両のボディに関する分野からブレーキ、エンジン、ステアリングなどの制御、オーディオやナビ、GPSなどの情報に関わる分野などもECUが用いられています。現在市販されている自動車には、およそ100個以上ものECUが搭載されており、さらにはハイブリッド車や電気自動車などの環境に対応した最新の自動車にもECUがなくてはならないものとなっています。自動車に関連するECUという用語は、Engine Control Unit(エンジンコントロールユニット)として捉えられることもあります。エンジンコントロールユニットとは、エンジンにおける運転制御を電子的に行うためのマイクロコンピューターのことです。現在ではエンジン制御だけでなく、自動車のあらゆる分野で役割を担っていることから、総称としてElectronic Control Unit(エレクトロニックコントロールユニット)として扱われています。なお、エンジンコントロールユニットの呼び名であり、自動車技術者協会(SAE)および国際標準化機構(ISO)で定義されているものは、ECM(Engine Control Module)と呼ばれます。車載ECUは、自動車に装備されているあらゆる機器やシステムを制御します。この働きによって、エンジン性能の向上や燃費の低減、排出ガスのクリーン化、運転性(ドライバビリティ)の向上などを目指すのが、ECU搭載の目的です。自動車業界の大きな変革期である今、世界中の各自動車メーカーは自社が誇る最新技術を用いて自動車の環境性能や快適性能、安全性能の向上に力を注いでいます。自動運転技術など、これからの自動車においてさまざまな最新機能の司令塔を担うECUは今後の技術発展において必要不可欠なものになっています。
開発環境関連(PG/フロントエンド)