便利な【AWS】について
皆様はAWSという単語を耳にしたことはありますか。クラウドサービス世界シェア1位のAWSについて、何が便利なのか、何ができるのか、どうして使用されるのか、そういった理由をAWSにはじめて触る人にもわかりやすく調査してまとめてみました。
【ソフトウェアテスト】不具合報告のインシデントレポートについて
開発プロジェクトで発生した問題はインシデントとして、管理・分析・対応が必要です。プロジェクト全体を通しての問題となるとかなり範囲は広く、人的トラブルやステークホルダー間での問題など、開発しているプロダクト以外の問題も含んでしまうので、本記事では主にプロダクトのテストに関して検出された動作の不具合(バグ)に焦点を絞って記載します。プロダクトのテストに際して検出した不具合は、報告・対応したあとは蓄積データとして、引き続きプロジェクトで参照・活用されます。実際の開発現場によっては、早期レビューでのやりとりに関するものや、開発とテスターが口頭で連携できるような状況で報告即時対応できる程度の不具合対応など、状況により必ずしも定められたドキュメントの形式で報告されるものとは限りませんが、可能な限り検出対応した不具合は履歴を残しておくことで、プロダクトの品質向上を目指すことができます。ほとんどの場合は不具合管理に別途外部のbug tracking system(BTS)を使用しています。BTSはインシデントレポート1件をチケットという1単位で扱います。チケットの形式や内容が必ずしも同一の形式に沿っているというものではありませんが、不具合の報告管理をするチケットの内容は、管理運用の観点から記載が必要となる項目はある程度決まっています。余談ですが、BTSは不具合報告のみならず、チケット駆動開発 (TiDD) を実施するプロジェクトでは開発作業自体の管理進行目的で使用される場合もあります。
テスト(運用・保守・サポート)
【ソフトウェアテスト】欠陥分析手法について
「【ソフトウェアテスト】不具合報告のインシデントレポートについて」記事で記載したとおり、インシデントはチケット作成して報告されたのち、内容を分析して対応をし、作成から完了に至るまで管理します。そうして蓄積されたインシデントレポートは、報告対応されたそのレポート自体が、以降で類似の現象を検出した際の資料として用いられる面もありますが、内容を分析することで、今後の開発品質向上を目指すための判断材料として活用することができます。いずれのインシデントレポートも、何かしら問題があったから作成されているものであり、問題点は解決した時点で完了とはせずに、内容を振り返って同じ轍を踏まないように以降の活動を随時改善していくことが肝要です。近年のアジャイル化が進んでいるプロジェクトなどの場合は、直近の開発内容に対するインシデントレポート単体を都度分析するような時間も設けられずに次々進んでいくことがありますが、プロジェクト全体としてインシデントレポートを統合管理し、アジャイル開発の各プロジェクト進行とは別途で機会を設けて、振り返りと共に不具合分析を行うことは、高品質な開発を目指す上で必要な活動です。ソフトウェア開発現場の現状として、プロジェクト形式もインシデントレポート形式もさまざまある状況なので、欠陥分析の手法もこれが絶対という唯一のものではなく、状況や期間などに合わせて必要な手法でアプローチをすべきです。統計的内容に基づく分析、インシデントごとの要因に基づく分析、その両面からの分析など、どのような面からアプローチするかによって用いる手法もさまざまあります。
テスト(運用・保守・サポート)
【初心者向け】様々なシステム開発手法
システム開発には作成するサービスやプロジェクトによって適切な開発手法がいくつかあります。今回はシステム開発の手法を数種類紹介して、それぞれの特徴や、メリット、デメリットを紹介します。下記が主な開発手法の一覧になります。 ・ウォーターフォール型開発 ・アジャイル型開発 ・プロトタイプ型開発 ・スパイラル型開発 ・DevOps(デブオプス) ・リーン開発では次からそれぞれの開発手法の特徴とメリット、デメリットを紹介します。
【ソフトウェアテスト】レビューについて
ソフトウェアテスト領域には、動作させることを前提とした対象をテストする動的テストと、動作させることを前提としていない対象をテストする静的テストがあります。単体テストや結合テストなど、作成したものを動作させてテストをするのが動的テストですが、静的テストは動作させる対象がなくてもテストが実施できます。静的テスト活動の種類としてレビューがありますが、開発活動の中で作成された製品やシステム自体以外のものは、レビュー対象としてテストすることが可能です。
テスト(運用・保守・サポート)
【Spring】便利なアノテーションについて知ろう①
Java開発でフレームワークを使用する際、Springが選ばれることが多いと感じます。Springで特徴的なのはアノテーションという@を使った記載になります。そのアノテーションにはどういったものがあるか、どういった意味になるのかを調べてまとめてみました。
【ソフトウェアテスト】エラー推測テスト
エラー推測テストは経験ベーステストの一種です。最も単純な表現をするならば、「どうすればエラーが発生するか」を想像して試行し、エラーを再現させることを目的としたテストの手法です。
テスト(運用・保守・サポート)
【QA】テストケースの書き方
システム開発における評価・検証では評価する為の状態や手順、そして確認するべき期待結果等の情報をまとめたテストケースを事前に作成することになります。しかしテストケースの書き方が不十分であると他の実施者がそれを見た時はもちろん、テストケースを作成した本人でもいざ評価をする際にテストケースに書かれた情報を正しく読み取ることが出来ない可能性があります。良質なテストケースは"誰が実施しても同じ期待値を得られる"ということです。本稿ではそのために意識するべきことをまとめていきます。
【ソフトウェアテスト】シナリオテスト
シナリオテストはユーザー視点で利用場面を想定し、操作フロー、入力値、発生する正常系挙動異常系挙動など、ユーザーが利用する一連の流れを想定したうえで発生しうるストーリーを元にテストを実施する手法です。ブラックボックステスト技法はさまざまあり、あくまで無数に存在しうるテストケースから粒度や対象を整理抽出してより広く浅いテストケースを目指すようなものがほとんどです。しかし、複数機能をもつシステムを実際に利用する際には、複数回の遷移を繰り返したりシステムが何重にも関連したりするので、1つの機能を対象としたテストや、2つ3つの機能間の関連をテストしただけでは、再現し得ないような組み合わせでの不具合が発生する懸念は常にあります。フリーチェックやモンキーチェックなどと呼ばれるものも、結局は「ユーザーなら再現しうる」可能性を想定して実行するものですが、それを数値や手順を明確にしてより詳細にテストし、かつ明示することでその内容をテストの履歴としたり、テストの要件自体もレビューなどで評価対象とできることがこのシナリオテスト手法の利点と考えられます。また、ユーザーのストーリーを元にテストするという点から、よりユーザーサイドでの視点から評価できるため、単純に欠陥を検出するのみならず、UI/UXの評価検討なども実施することができます。
テスト(運用・保守・サポート)
テスト自動化
テスト自動化とは、人の手によって行われるソフトウェアテストの全体あるいは一部を自動化することを意味します。そもそもソフトウェアテストは、不具合を見つけることが目的です。そのため、テストを繰り返し行うことも増えています。テスト自動化によって、テストにかかる人的負担を減らし、将来的なコストの削減が期待できます。テストといっても、その中にはさまざまなプロセスが含まれます。ソフトウェアテスト技術者資格認定組織である「ISTQB(国際ソフトウェアテスト資格認定委員会)/JSTQB(日本ソフトウェアテスト技術者資格認定組織)」の定義によると、テストプロセスは以下の5つの要素で構成されています。テストプロセス ・テスト計画作業とコントロール ・テストの分析と設計 ・テストの実装と実行 ・終了基準の評価とレポート ・終了作業
テスト(運用・保守・サポート)
テスト工程について
初心に帰ってテスト工程について復習していきたいと思います。
【ソフトウェアテスト】QC7つ道具と新QC7つ道具 ①
生産の分野における管理手法に関して、各種データの分析に使用する代表的な7種類の手法が、QC7つ道具と呼ばれています。もともとは工業系生産などの製造現場における品質に関して、顧客信頼度を高めたり現場の問題解決に取り組むための視点として、品質管理の思考が波及しました。そのことから、管理の手法を明示化することで、手法を用いて誰でも品質管理に取り組むことができるようになることを目的としてさまざまな手法が作成されました。それらの中でも特に代表的なものがQC7つ道具と呼ばれるようになりました。ソサエティー5.0が提唱されている現代において、市場や製造現場におけるソフトウェア関連開発業務の割合は増えています。ITの基本資格でもある基本情報技術者試験のストラテジ系領域の内容にもQC7つ道具に関する問題が含まれており、ソフトウェア開発現場におけるQC(Quality Control)活動においても、QC7つ道具の利用される場面は増えています。QC7つ道具は主に、数値などの定量的分析が可能なデータを取り扱う分析の際に用いられる手法です。定性的な事象の分析に用いるような手法は新QC7つ道具として別でまとめられています。※以降に記載する図の中でも定性的事象分析に使用できる図はあるため、QC7つ道具が必ずしも定量的分析にしか使用しないものというわけではありません。
テスト(運用・保守・サポート)
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詳細設計(内部設計)(インフラ)
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もっと見る【初心者向け】Packet Tracerでネットワークを学ぶ(CLI操作の基本編①)
ルータ初期設定編ではPacket Tracerを使ってルータを直接操作し色々な設定を試してみたいと思います。 まずCisco製品のルータにはPCと同様にOSがインストールされています。 それが「Cisco IOS(Internetwork Operating System)」です。 スイッチでもこのOSを利用しています。 Cisco IOSはWindowsのようなグラフィカルなインターフェースではなくコマンド入力のみで様々な操作を行うインターフェースになります。 コマンドで操作するインターフェースのことを「CLI(Command Line Interface)」と言います。
詳細設計(内部設計)(インフラ)
Git GUIツールの使い方:初心者向けチュートリアル
Gitとは、分散型バージョン管理システムの1つで、コードやファイルなどの変更履歴を記録し、複数の人で同時に開発を進めるために使われます。Linuxの開発者であるLinus Torvaldsによって開発され、現在は世界中の多くの企業やオープンソースプロジェクトで使用されています。Gitは、ファイルの変更履歴を保存するための「リポジトリ」と呼ばれるデータベースを持ち、このリポジトリに対してコミットと呼ばれる操作で変更履歴を追加していきます。また、ブランチと呼ばれる分岐を作成して、異なるバージョンのコードを管理します。Gitの主な特徴としては、以下のようなものが挙げられます。・ローカルでの高速な動作・分散型であるため、オフラインでも開発ができる・変更履歴を管理しやすく、コードの品質を高めることができる・大規模なプロジェクトでもスケーラブルに対応可能Gitは、コマンドラインツールを使って操作することもできますが、GUIツールを使って操作することもできます。
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【初心者向け】Packet Tracerでネットワークを学ぶ(インストール編)
ネットワークエンジニアとしてCisco社のルータやスイッチの運用業務を遂行するには、 コマンドの知識やどのように機器が通信させているかよく理解しておく必要があります。 またCCNAといったネットワークのベンダー資格でも実際にコマンドを記述するシミュレーション問題が出題されることもあるので、自身のネットワークスキル向上には日頃からコマンド操作に慣れておく必要があります。 知識を定着や操作の慣れには座学だけでなく実際に機器に触れコマンドを入力し結果を確認することが一番なのですが、ルータやスイッチ等のネットワーク機器はいずれも高額であり、中古でもそれなりの値段となるので初心者が自宅に環境を作成することは簡単ではありません。 そこでCisco社のルータやスイッチに簡単に機器の設定、環境の構築、コマンドの投入練習といったことができるアプリケーションが「Packet Tracer」となります。
詳細設計(内部設計)(インフラ)
GitHubのReadmeをMarkdown記法で書く
Markdown記法は、プレーンテキストに特定の書式を付けることで、簡単にWebページやドキュメントを作成するための記法です。Markdown記法は、文書の見た目を整えるためのHTMLタグを記述する必要がなく、テキストファイルとしても読み書きが容易であるため、多くの人々によって広く使用されています。
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【これからJP1に触れる人向け】JP1とは
開発プロジェクトに携わる際にJP1というツールに触れたことはあるだろうか。JP1は開発工程、特にテスト作業においては非常に利便性の高いツールである。この記事ではまだJP1に触れたことがない人向けにJP1の概要やJP1を合う買う際に知っておくべき用語を取り上げる。
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DBのビューとは?メリットデメリットや使用方法についても紹介!
アプリケーション開発にとってデータベースは必須スキルとなっております。データベースの知識がないと、アプリケーション開発に難航することでしょう。しかしデータベースの知識を身に付けるとなると、かなりの勉強量を要します。というのもデータベースオブジェクトには様々な種類があり、一朝一夕では身に付くものではありません。今回は、データベースのビューについてご説明いたします。ビューそのものは必ず覚えてなくてはならないと言うものではありませんが、よく使われます。まずは本記事でビューの基礎知識を身に付けてください。本記事ではメリットデメリットや具体的な使用方法について紹介しております。
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